みなさんこんばんは。
きょうも1日おつかれさまでした。
今日取り上げるのは、にきびができたときに何からするか。にきび歴10年超のわたしがすることについてまとめていきたいと思います。
にきびについての基礎知識
まずはにきびについて簡単なおさらい
にきびとは、「尋常性ざ瘡」という疾患・病気です。にきびも、いわゆる「吹き出物」もみんなおなじです。
皮脂腺が発達し、皮脂が多すぎたり、アクネ菌(皮脂がエサ)が発達したりして毛穴が詰まって誕生します(これ以上詳しいことは皮膚科のお医者さんに聞いてください)。
大きく分けて、以下の5つのステージを辿ります(基本的には・・・。わたしはいきなり第4ステージから入ったりするので、個人差はあると思います)。
第1ステージ:マイクロコメド(目に見えない毛穴のつまり)
にきびの初期も初期の段階です。見た目には全くわかりませんし、触ってギリギリわかる状態。
毛穴に皮脂がたまり始め、一見正常に見えます。ちょっと顔がザラザラしてるかも・・・という時は実は詰まっていて、にきびが生まれようとしています。
ただし、肌のターンオーバーが正常だったり、しっかり睡眠やビタミンなどの栄養が取れていれば、第2ステージに行かずに済むのがほとんどです。
第2ステージ:白にきび・黒にきび(コメド)
第2ステージからが、「にきび」として認識されてくる段階。
毛穴が詰まり、皮脂が外に出られなくなった状態。触るとザラザラし、膨らんでいるのが目で見てわかります。
まだ炎症を起こしているわけでもないので、赤くもなければ触って痛みを感じることもありません。
普段肌の状態を全然気にしない人からすると、にきびだとも思わないくらい。
ここでもまだ肌のターンオーバーが正常であれば、治る可能性はあります。よく寝て、しっかりと栄養をとってください。
第3ステージ:赤にきび
第3ステージからははっきり見た目でわかります。
毛穴の中で、アクネ菌が増殖し炎症が起こって赤くなります。痛いです。
アクネ菌というのは皮脂が大好物。常在菌といって通常の肌に必ずアクネ菌は存在していますし、餌となる皮脂が増えればアクネ菌は自然と増殖します。
第4ステージ:黄にきび(化膿したにきび)
周りの組織にまで炎症が広がることで、詰まった毛穴のなかで膿がたまり黄にきびになります。
痛いし、熱を持つこともありますし、血が出ることもあります。
これは黄にきびです(白ニキビではありません)
第5ステージ:炎症後の赤み、にきび跡
無事ににきびや炎症が治まった後、赤みが残ることがあります。
また、赤にきび・黄にきびを自分で潰してしまうと(にきびパッチ含め)肌がボコボコした状態、いわゆる「にきび跡」になることがあります。
赤みは自然と消えていきますが、にきび跡は肌のコラーゲン組織が破壊されているので自然に治ることはかなり難しいです。
にきびができたらやること3戦
長くはなりましたが、にきびのステージについて簡単にまとめました。
これから「やること」もざっくり書いていきます(より詳しいことはそれぞれ別の記事をたてる予定です)。
・スキンケアの見直し(ティッシュ洗顔、適度なピーリング、保湿重視のスキンケア)
まず、スキンケアを丁寧にやります。
肌を清潔に整え、余分な皮脂を落とし、ターンオーバーを整え外側からアプローチします。
洗顔(メイク落とし)→スキンケア(日焼け止め)までの工程を「対にきび」に全振りします。
・メイク落とし(皮脂が取れすぎるとさらに皮脂分泌が過剰になるため10秒以内が理想)
・洗顔
(泡をしっかり作って、優しく洗顔。タオルは雑菌が多いのでティッシュで優しく水分を取る)
・スキンケア
(ノンコメドと書かれているもの、もしくは保湿・鎮静重視)
(優しいピーリング作用があるものを取り入れて、ターンオーバーを促進する)
・日焼け止め(炎症を防ぐために必要。ただし出来るだけ肌負担の少ないもの)
・枕カバーは頻繁に洗濯しましょう
・食生活の見直し(中からのアプローチ)
にきびができるその肌も、食べたものからできていることに違いはありません。サプリで補ってもいいですし、食事から積極的に栄養素を取り入れていきましょう。
例えば、以下の栄養素を意識します。
・ビタミンA【緑黄色野菜】(かぼちゃ、ブロッコリー、にんじんなど)
βカロテンを含み抗酸化作用が高く、ビタミンAとなって肌の再生を促進
ビタミンAについてはこちら→[肌バリア・免疫強化]ビタミンA(βカロテン)とおすすめの食べ方5選
・ビタミンC(ピーマン、ブロッコリー、大根、オレンジ、キウイ、レモン)
抗酸化作用が高く、コラーゲンの生成を助ける
・ビタミンB1、B2、E・・・皮脂分泌を調整し、角化異常や色素沈着を防ぐ
B1(豚肉、うなぎ、たらこ、玄米)
B2(鶏レバー、うなぎ、納豆、ブロッコリー)
E(かぼちゃ、うなぎ、サーモン、たらこ)
・腸内環境を整える海藻類、食物繊維、発酵食品
・皮膚科(跡に残したくないなら行くしかない!)
結局これかと思いますよね・・・。
でも、赤にきびは高確率で黄にきびになるし、黄にきびは結構な確率でにきび跡になるんです。
綺麗に治ったと思っても、潜在しみになってることもすごく多いんです(潜在しみは専用の機械でないと検出できませんが、後から顕在化します)
皮膚科に行ってる時間ない、とかもわかるんですが、にきび跡やしみになればより長い時間、高いお金を掛けてそれに向き合わないといけないんですよね。しみを取らないにしても、しみを隠すために余計お金がかかります。
皮膚科に行くと、あっさり二つの薬が処方されて、にきびの治療が始まります。
黄にきびがあれば短時間で処理されて、跡に残る可能性がうんと低くなります。
そして、にきびは保険適用なので、下手にドラッグストアの第2類・3類医薬品を買うより安いです。
まとめ
にきびの初期段階とも言える第1・2ステージではいかに炎症を起こさせず、にきびを沈静化するかが大切です。一歩間違えれば赤にきびに発展するため、気付いた時に対処するのが肝心です。
ただ、ここで皮膚科に行く人は少ないと思います。スキンケアや食生活の見直しを重点的に行いましょう。
赤にきび以上になってしまったら、スキンケアでは治りません。ティーツリー、ツボクサ、にきびパッチなどの市販品で治ったらラッキーですが、悪化する前に皮膚科に行くことをお勧めします。