1泊泊まりでのんびりすごず!金沢ひとり好き勝手旅
ひらみぱんと室生犀星記念館と石川県立図書館

こんばんは
きょうも1日お疲れさまでした
今回は食べログ百名店に選ばれた『ひらみぱん』さんと室生犀星記念館、石川県立図書館編です!

ひらみぱん

ひらみぱんさんは、実は当初の計画にはないお店でした
止まっていたホテルの近くに美味しいパン屋さんはないかなと探して見つけたお店です

モーニングもやっているということで、朝の8時に着くように向かってみると・・・

すでに行列が・・・
しかも店内を見るともう人が入っているので、
開店前はもっと並んでいたようです

おしゃれな外観は、大正時代に建てられた鉄工所跡を再利用しているからで
涼しげなグリーンが目に優しいんですが

この日はとても暑く、正直並ぶのしんどいなと思い、食べるのはすぐ諦めました
(後日行った友人からいただいた写真がこちら・・・)

素敵だ・・・
悔しい!
モーニングで1600円くらいとのことです

とはいえ食べられないのも悔しいので、テイクアウトの列に並び入店
店内はこんな感じ

朝なので、昨日焼いたぱんは4つざっくり袋にまとめて600円とかで売ってました。
お菓子系もご飯系もとにかくたくさんありました

結局2000円分くらいかって、どれも変に気取らず美味しかったです

この二つだけかろうじて写真がありました
(他には、シナモンロール、紅茶メロンパン、ピスタチオロール、
カレーパン、ウインナーロール、お芋のパン・・・)

次は是非イートインしたいですね

室生犀星記念館

気を取り直しまして、ホテルを出て室生犀星記念館へ

室生犀星について

右が室生犀星です
(たくさんの猫をかっていたので、この写真を選びました)

室生犀星は金沢に生まれまして(生母は詳しくは分かっていません)、生後まもなく真言宗のお寺にもらわれ、養父母のもとで育ちました。
養母は厳しく家庭内で誰からの愛情も感じられなかったため、高等小学校を中退して12歳で働きはじめ、文学への思いを募らせて20歳で単身上京、生活苦にあえぐなかで数々の詩をつくりました。

『愛の詩集』『抒情小曲集』などの抒情詩は大正期の詩壇を牽引し、さらに小説家としても活躍しました。その作品は抒情的な作風の「幼年時代」や「性に眼覚める頃」などの初期小説、市井鬼ものと称される「あにいもうと」などの中期小説、「杏つ子」「かげろふの日記遺文」「蜜のあはれ」など次々と新しい境地を拓いていった晩年の小説など多岐にわたり、随筆、童話、俳句にもすぐれた作品を残しています。

泉鏡花と比べるとかなり牧歌的ではありますが、晩年は人間の内面をたん窮するような力強い作品も残しています

人から好かれるたちでもあり、芥川龍之介が自殺する前最後にたずねた人が室生犀星でした
ただこの時犀星は留守にしており、芥川の訃報を聞いた犀星は1年以上塞ぎ込み
芥川について語ることができなかったそうです
(芥川・室生・萩原の人間関係はかなり可愛らしいので興味があったら是非調べて見てください)

※泉鏡花記念館→1泊泊まりでのんびりすごず!金沢ひとり好き勝手旅<br>柳宗理と泉鏡花と主計町茶屋街と

記念館

やはり店内は撮影禁止なため、外観のみですがお許しください

さて、この記念館のおすすめポイントは
泉鏡花記念館同様本人の直筆のお手紙・原稿です

泉鏡花と異なり、かなり丸っこく可愛らしい字体が犀星の特徴で
文章にしてもどこかフラフラしているというか飄々と文字が並んでいるのが
なんともいえず可愛らしい・・・

あとは、室生家は猫を始めたくさんの動物を飼っていましたが、
生き物と家族のなんてことない日常のやりとりも記念館でうかがい知ることができます
ミュージアムショップでも猫関係のグッズが結構あります

現在は「あにいもうと」という、室生犀星の作品の中でも一番ドラマ化されている作品の
展示が行われています
この作品は人間の愛憎が強く表現されているため、
私的には少し苦手です

展示を見ている間、自由研究なのかたくさんの小学生・中学生が来てい他のが
少し印象的でした
それだけ、皆様に愛されているのかと思うとちょっと嬉しい発見でした

石川県立図書館

この写真を見て、なんだと思われますか?

スタジアムでしょうか

いいえ違います

図書館なんです!

ここは石川県立図書館でして 

https://www.library.pref.ishikawa.lg.jp/ (公式HP)

HPの充実感・オシャレ感もさることながら
蔵書数や展示、スペース、イベントなどなど様々なところでワクワクが止まらない図書館です

すごくないですか
ジメジメ感もなく
ただ涼むだけの人もなく

コーナーもとても需実していて
小説・漫画といった通常のコーナーわけもありますし
『旅に出よう!』という形で、エッセイ、写真集やガイドブックが並んでいるコーナーもあります

この開放感

隅から隅まで見尽くすことができるのだろうかという数の暴力

東京にいるとなかなかこんなワクワクスペースにお目にかかることはできません
ドンキホーテのように、迫り来る本というか圧迫感
独特のジメッとしたあの感じは
苦手な方も多いのではないでしょうか?

本屋に行けば、売れ筋の本をただ並べるだけ
出版社のおすすめをただ並べるだけ

それではオンラインショップに負けるだろうし
本に出会う喜びを感じることはできない

この図書館は、結局2時間ほどしかいなかったのですが
それでも
新しさと懐かしさと
新たな本の発見を思う存分に感じることができました

行きかたは残念ながらバス一択です(公式HPより)

図書館は繁華街から少し離れていますが、館内にカフェがあるので1日いることができます

私はそこまで長くはいなかったので
季節限定のチョコミントスムージーにしました
入っているカフェは「ハムアンドゴー」(金沢市内に何件かあるらしいです)です

でも外の広場でお弁当食べている家族づれもいました

次回最終回、徳田秋聲記念館と西茶屋街、鈴木大拙館で金沢の旅は終わります

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